「解糖系」「糖新生」「糖代謝」の違いとは?

PHM06_0886

糖尿病関係の文献を読んだり、関連用語を調べたりしていると、しばしば「解糖系」とか「糖新生」、「糖代謝」という言葉が出てきます。それぞれどういう意味で、何がどう違うのか混乱する人もいるのではないでしょうか。

私も糖尿病について調べ始めたとき、なにがなんだかさっぱりわからずに混乱しました。

そのときの経験を踏まえて、ここに簡単に意味をまとめておきます。

スポンサーリンク

解糖系とは?

「解糖系」とは、グルコース(ブドウ糖)をエネルギーとして利用しやすい形に変換するための、生物の体内で起こっている一連の化学反応過程のことをいいます。

 

糖尿病のことについて調べ始めたばかりの頃、てっきり体内にこういう名前の器官があるのだと思っていました。おそらく多くの人がそういう誤解をしていると思います。

しかし実際は代謝の過程を表す言葉なので、なにか特定の器官を表しているわけではありません。

糖新生とは?

また、解糖系とは逆に、体内で糖質以外の物質からグルコースを合成する一連の化学反応過程も存在します。それが「糖新生」という代謝経路です。

 

こちらもなにか特定の器官があるのではありません。あくまでも一連の化学反応過程のことです。

要するに、解糖系は糖分をエネルギーとして使うための反応で、糖新生は糖分が足りないときに別の物質から糖分を作る反応なんですね。

糖代謝とは?

糖代謝は、上記二つの反応の上位概念だと考えればおおむね間違いないと思います。

 

つまり、これら二つの代謝経路やグルコースの合成経路など、糖質に関わる様々な代謝のことをまとめて「糖代謝」と呼んでいるのですね。

特定の反応ではなく、体内の糖質に関わる反応全体について言及したいときによく使われる言葉なのです。

この程度に意味を理解しておけば、糖尿病関係の文献やニュース記事を混乱せずに読めると思います。

スポンサーリンク

関連記事

ページ上部へ戻る