グリコアルブミン(GA)とヘモグロビンA1cは似た様な意味を持つ指標ですが、前者がより近い時期の血糖値の平均を表すのに対して、後者はもう少し広い期間の血糖値の平均を表すという違いがあります。
(参考記事:グリコアルブミン(GA)とは? HbA1cとの違いは?)
そこでグリコアルブミン値のヘモグロビンA1c値への換算式について紹介します。
これはそれほど複雑ではなく、以下のように概算できます(単位は%)。
・ヘモグロビンA1c値(JDS)=グリコアルブミン値÷3
さらにJDS値からNGSP値へ変換すると、以下のようになります。
(参考記事:ヘモグロビンA1c基準値のJDSとNGSPの違いと換算式は?)
・ヘモグロビンA1c値(NGSP)=グリコアルブミン値÷3+0.4
この換算式を元に糖尿病(NGSP値6.5%以上)に相当するGA値を導出すると、18.3%以上になります。
つまりグリコアルブミン値が18.3%以上の人は糖尿病と診断される可能性が高いということです。
もちろんこの数字はあくまでも目安に過ぎません。
最終的に糖尿病か否かを決定する診断基準は、グリコアルブミン値ではないからです。
とはいえ、この値を超えているようなら可能性はかなり高いので、すぐに病院で正式な検査を受けることをお勧めします。
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