加齢による老人の糖尿病発症

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老人が糖尿病を発症することも最近では珍しくないと思います。中にはきちんとした食生活を送っていたにもかかわらず血糖値が上がって糖尿病と診断される方もいます。

これは糖尿病を贅沢病だと誤解している人にとっては不思議なことかもしれませんが、そのような迷信を捨てて科学的に見るなら特に不思議でもなんでもありません。

以前の記事にも書いたように、糖尿病はすい臓から分泌されるインスリンと密接に関係している病気です。重要なのはインスリンが「すい臓から分泌される」ということです。

これがわかれば、加齢によるすい臓機能の低下が糖尿病の原因となることもすぐに理解できるかと思います。こればかりは人類が老化を克服できていない以上しかたがないことです。

とはいえ、しかたがないからといって症状の進行を抑える努力を怠るべきではありません。糖尿病を発症してから何十年も生きている方はたくさんいるわけですし、食事を調整したり適度に運動することですい臓機能の低下を補うことは不可能じゃないでしょう。

実はこのブログを開始してから、私の母方の祖父がこのタイプの糖尿病を発症しました。

(関係ないですが、父親だけじゃなく母方の祖父にも糖尿病患者が出てしまったので、どうやら私自身の糖尿病発症リスクがブログ開設当初考えていたよりも遥かに高いらしいと判明しました……)

祖父は80歳を超えていますが、糖質制限食と適度な運動によって一応日常生活を営めています。

加齢、老化が誘因となる糖尿病はたしかにショックでしょう。しかし、それで気を落とさず運動や食事療法を続けることでそれほど不自由ない生活をおくれる人もいます。

変に開き直ったりせず、じっくりと血糖値を改善するための習慣を実践して欲しいと思います。