1型糖尿病と2型糖尿病の違いとは?

糖尿病はブドウ糖をエネルギーとして細胞に送り込んだり、余分な糖質をグリコーゲンにして蓄える働きをするインスリンの機能や分泌量に異常が起こり、慢性的に血液中の糖分が高くなる病気です。

そしてこの病気は1型と2型に分類されており、それぞれ原因や治療法が全く異なってきます。ここでは両者の簡単な違いについて説明します。

1型糖尿病は、主に免疫系の異常やウイルス感染を原因とするものです。インスリンを分泌するすい臓のランゲルハンス島にあるβ細胞がウイルス感染などによって破壊され、インスリンが分泌されなくなることがあります。これが1型糖尿病です。

原因がウイルス感染や免疫系の異常にあることから、本人の生活習慣の問題ではありません。とはいえ、1型の割合は全体の5%程度であり、大多数の糖尿病患者は次に説明する2型に該当します。

2型糖尿病は、主に食生活や運動不足といった健康に悪い生活習慣が原因で起こるものです。管理人の父親が患っているのも2型の方ですし、本サイトで取り上げている情報の多くも2型についてのものです。