糖尿病腎症は骨粗鬆症のリスクを上げる

糖尿病の三大合併症と呼ばれるものに、糖尿病腎症があります。高血糖によって毛細血管が糖化されて腎臓機能に障害が出るわけです。悪化すると人工透析が必要になる恐ろしい病気です。

この腎症ですが、実は骨粗しょう症のリスクを一気に引き上げます。

以前述べたように、糖尿病は骨粗鬆症のリスクを上げます。その主な理由はインスリンの分泌不足や作用低下にありました。インスリンには造骨作用のある骨芽細胞を増やす働きや、カルシウム吸収に必要な活性型ビタミンDをつくる働きがあるからです。

(関連記事:糖尿病で骨粗鬆症リスクが上がる原因

このようなインスリン不足に起因するリスクの他に、腎臓の機能低下は骨粗鬆症に深く関係してきます。

カルシウムの吸収に活性型ビタミンDが必要なのは既に述べましたが、普通のビタミンDを活性化させるのは腎臓の役割なのです。その腎臓が糖尿病腎症によって機能低下していると、いくらインスリンがあっても活性型ビタミンDを作れません。

活性型ビタミンDが作れないということは、食物からカルシウムを吸収できず体内のカルシウムが不足するということです。すると骨のカルシウムが不足し、骨粗鬆症のリスクを上げるというわけです。

骨粗鬆症は下手をすると寝たきりになりかねない病気です。糖尿病腎症が引き起こしうる危険な病気として覚えておく必要があります。

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