糖尿病や生活習慣病との関連が指摘されているビタミンDですが、どうやら現代の日本人は不足しがちなようです。
なんと日本人妊婦の90%がビタミンD不足であるという研究が出てきました。
これは2011年の研究なのですが、この数値は本当に深刻であると思います。
そもそも妊婦のビタミンDが不足していると、妊娠高血圧腎症などのリスクが高まります。これは母体だけでなく赤ちゃんにとっても良くない自体です。
しかも近年報告されているように、仮にビタミンD不足が糖尿病の発症に関わっているのであれば、妊娠糖尿病のリスクも相応に上がるのではないかと思います。
妊娠糖尿病の症状や危険性については、過去の記事で既に紹介しました。赤ちゃんの先天障害や流産の危険性、母体への悪影響など、とても無視できない危険な病気です。
(関連記事:妊娠糖尿病の母体への影響)
糖尿病へのビタミンDの関与のメカニズムが完全に解明されたわけではありませんが、多くの研究が示唆しているところは無視できません。
日本人妊婦のビタミンD不足傾向は、すぐにでも解消に向けて取り組む必要がありそうですね。
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