低血糖昏睡と糖尿病性昏睡の見分け方は?

(前回記事:低血糖昏睡の症状とは?

前回のエントリーでは低血糖昏睡と糖尿病性昏睡について紹介しました。

今回は両者の見分け方について紹介していきます。

まず低血糖による症状ならば、ブドウ糖などの糖分を少量与えればすぐに症状が緩和されます。これは昏睡状態まではいかない症状ならば、一番手っ取り早い見分け方&対処法ですね。

また、前回の食事からどの程度時間が経過しているかでも見分けることが可能です。数時間以上経過していて空腹状態だったならば、低血糖による症状だと考えられます。

薬を過剰に飲んだり低血糖状態でさらに薬を飲んだ心当たりがある場合も、低血糖による症状だと推測できます。

逆に、インスリン注射や内服薬の服用を忘れた場合などは、糖尿病性昏睡(高血糖による昏睡)の可能性が高いです。

糖尿病患者が昏睡状態になったときには、素早い処置をすることで身体へのダメージが格段に軽くなります。特に患者の周囲の方は、これら二種類の昏睡状態の判断方法と対処法を覚えておいたほうが無難です。

⇒ 低血糖昏睡や糖尿病性昏睡の対処法は?