糖尿病の自覚症状

症状

糖尿病の自覚症状として代表的なのは、尿の頻度が多くなること(多尿)です。この他にも、口の中が乾くことや、飲み物などの水分を多くとるようになることなどがあります。これらは同一の原因によって引き起こされます。

多尿などの発症メカニズムは次の通りです。

糖尿病になり血糖値が高くなると、腎臓は余分な糖を排出しようとたくさん働きだすことになります。

腎臓が有毒物質を排出する場合、それは尿という形で体外へと排出されますよね。このような理由で多尿となってしまうのです。

口や喉の渇きと、水分の大量摂取はこのことから簡単に説明が付きます。多尿によって体内の水分が少なくなってしまうので、こうした現象が生じるのです。

しかし、これらの自覚症状が本当に恐ろしいのはここからです。尿の中には水分以外にも多くの物質が存在しています。つまり、体外に排出されるのは、人体に不要な物質だけではないのです。

人体に有用な物質まで過剰に排出されるため、栄養やホルモンのバランスが崩れてしまいます。その結果が、糖尿病の症状である全身の倦怠感へとつながります。

父も病気が発覚する前は、明らかに飲み物を飲む量が増えていました。それも大量のコーラを飲むようになっていましたからね。もちろん、ダイエットコーラではありません。コーラの糖質量がずば抜けて多いのは周知の事実でしょう。

今考えれば恐ろしいことですが、「高血糖⇒喉の渇き⇒コーラ⇒糖質補給」という負のスパイラルに陥っていたのですね。こんなことのないように、最近水分過剰だと思われる人は注意した方がいいです。

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