糖尿病の診断基準にはいくつかの項目があります。
その中でも一番重要なのが、ヘモグロビンA1cの数値です。
実際に、他の診断項目は、別の日にまたがる2回の検査によって初めて糖尿病か否かが決定されるのに対して、ヘモグロビンA1cの数値が悪いと1回目の検査で糖尿病と診断されることがあるほどです。
その際の基準値が、「NGSP値で6.5%以上」です。
この数値が出た場合には、糖尿病の疑いが極めて強くなります。
というのも、ヘモグロビンA1cは過去1ヶ月間の血糖値の状態を示す指標なので、この数値が悪いということは1ヶ月間ずっと血糖値が悪い状態だったと推測できるからです。
(参考記事:ヘモグロビンA1c(HbA1c)とは?その意義はなに?)
NGSP値で6.5%以上の数値が出てしまったら、糖尿病だと覚悟して食事の改善などに着手するべきです。