糖尿病でも和菓子を食べていいのではかと疑問に思っている方も多いようです。和菓子は洋菓子よりもヘルシーなイメージがあるせいかもしれません。
しかし糖質制限という観点からすると、和菓子は糖質量がとても多くて危険です。
和菓子の糖質量
たとえば、炭水化物の含有量では大福1個が68.5g、どらやき1個で58.8gあります。かりんとうは、たった40gで24.3gも含まれています。
和菓子に糖質が多い理由は、和菓子が主にもち粉や米粉などの炭水化物でできているからです。あんこも普通のこしあんで20.3gも糖質が含まれています。
したがって、糖尿病患者は普通のやり方で作られた和菓子を食べてはいけません。
糖尿病患者でも食べられる和菓子
とはいえ、最近は低糖質のスイーツが様々なお店で作られています。中には砂糖ではなくエリスリトール(血糖値を上げない甘味料)を使用するなど作り方を工夫しているお店もあります。
たとえば、「遠藤製餡」という和菓子メーカーは、エリスリトールを使用したあんみつや羊羹を開発し、販売しています。
小豆等の糖質は含まれていますが、通常のお菓子よりはるかに低糖質です。
特に黒糖あんみつは、100グラムあたりの糖質量が約2.5グラムです。この程度の量なら、糖質制限食を実践中であっても許容範囲内だといえます。
こういう低糖質の和菓子なら、1日1個など量を決めれば食べても大丈夫です。
もちろん、自分の血糖値の状態や糖質摂取量を見て、食べる量を調整する必要はあります。
自分の血糖値の状態や、甘いモノを食べられないことへのストレス等を考慮して、こういう和菓子を食べるのはありだと思います。
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