2型糖尿病のリスクが遺伝子検査でわかる時代がもうすぐ到来しそうです。
東北大学の片桐秀樹教授らのグループが、2型糖尿病患者に多く認められるゲノム構造多型を新たに2箇所発見したというニュースが流れていました。
報道によれば、既に発見されていた箇所と今回発見したゲノム構造異常の箇所、合計3箇所全部にゲノム構造異常がある場合、その人の糖尿病発病リスクは極めて高いのだそうです。
つまり簡単にいえば、それがあると高い確率で糖尿病になりやすい遺伝子異常の部位を突き止めたということだと思います。
逆に言えば、検査によってそういう遺伝子異常を速やかに発見できれば、発症する前にその人の生活習慣を改めさせることで、糖尿病患者を減らせるということです。
既に糖尿病を発病した人にとってはあまり関係がないかもしれませんが、社会にとってはとても意義がある発見ではないかと思います。