"基礎知識"

低糖質ダイエットは糖尿病の糖質制限食が元となっています。この食事療法は摂取カロリーを特に制限しないのに減量効果があります。その理由は、インスリンの追加分泌と関係があります。

インスリンは膵臓のβ細胞から分泌され、筋肉への糖の取り込みや糖新生の抑制などに関係しつつ、血液中のグルコースの濃度を一定に保つ働きをしています。インスリンの分泌のされ方には、基礎分泌と追加分泌の二つがあります。

糖尿病患者が風邪や下痢、発熱といった症状を起こしたとき、どう対応するべきなのでしょうか。こういうときの患者本人ができる対策をまとめたものは、「シックデイルール」と呼ばれています。その基本的なルールについて紹介します。

糖尿病にかかると免疫力が落ちるので、ちょっとしたことで体調を崩しやすくなります。この体調を崩した日のことを「シックデイ（Sick day）」と呼びます。糖尿病患者にとってこのシックデイは注意する必要があります。

耐糖能異常とは、75g経口ブドウ糖負荷試験（75gOGTT）で、正常型と糖尿病型のどちらにも含まれない、境界型の人の状態を表す言葉です。一般的に糖尿病予備群と呼ばれているのはこの人達です。