地中海式食事法が糖尿病患者の健康維持に有効なのではないかというニュース記事を、以前の記事紹介しました。
(参考記事:地中海式食事法が糖尿病患者の健康維持に有効!?)
この地中海式食事法の基本は、以下のように説明されることが多いです。
[ip5_ornament design=”bg-deco-marker-g” width=”80″]◯オリーブオイルを多く摂る
◯ナッツ、豆、野菜、果物、穀物を多く摂る
◯肉よりも魚介類をよく食べる
◯甘い物は果物とハチミツで摂る
◯肉を食べるなら、脂肪を摂らないように赤身の部分を食べる
◯乳製品は低脂肪のものを食べる
◯ワインは1日に2杯程度にする[/ip5_ornament]
健康な人の食生活としてはこれだけでも有効なのかもしれませんが、糖尿病患者の立場からすると、いくつか改良しないとまずそうなところもありますね。
まず、動物性の脂肪を減らしてオリーブオイルで脂肪を摂取するというところは、心筋梗塞や脳卒中などのリスクを低減してくれるので、糖尿病患者としても無条件で受け入れられそうです。
肉よりも魚介類、乳製品は低脂肪というのも問題なさそうですね。
注意しなければならないのは、穀物の摂取が推奨されているところです。糖質制限食という観点からは、穀物の摂取はあまり好ましくありません。
甘い物は果物とハチミツで摂るというのも注意が必要です。
たしかに普通の砂糖よりも果物の果糖の方が血糖値を上げにくいので、仮に食べるならそちらのほうがいいです。しかし、それでも血糖値を上げるのは確かなので、摂取量には注意が必要になります。
(参考記事:糖尿病患者が食べていいおやつ選びのポイント)
また、飲酒についても糖尿病患者は特別に注意が必要です。医師の許可がないなら、飲酒は控えるのが無難でしょう。
(参考記事:糖尿病に適度なアルコール摂取が有効?)
地中海式食事法を実践する人は、上記の諸点に注意しましょう。