糖質制限食は、レシピや素材を工夫することで糖尿病患者の大敵である糖質をカットしつつ、十分に美味しい食事を目指して作られる料理のことです。この定義では、父が毎日作っている玉葱を茹でただけの代物は糖質制限食に含まれないような気もしますが、一応理念的には、身体への好影響と味覚を満足させることの両立が目的のはずなので、間違ってはいないはずです。
具体的にどのような形で糖質を制限していくかというと、少し前に流行した「低炭水化物ダイエット」のメニューやレシピが参考になるように思います。「炭水化物は消化されることで糖質へと変化するため、いくらカロリーを控えても痩せない。だから、糖質や炭水化物そのものを減らそう」というのがその内容ですが、これは糖尿病患者のための料理にも応用できるはずです。
しかし、一般向けに開発されたメニューでは、やはり糖尿病患者にとって不十分でしょう。したがって、糖尿病を念頭においた独自の糖質制限食を見つける必要があります。
私が現在注目しているのは、「小樽愛の糖質制限食」という商品です。北海道産の素材を使っているので、材料に信用が置けますし、医師も太鼓判を押しているようです。
なにより、「ガイアの夜明け」や「食と旅のチャンネルフーディーズTV」などのテレビ番組において紹介されており、ananでも特集が組まれたほどで、類似の糖質制限食に比べれば信頼感は抜群です。
監修をしている「財団法人高雄病院」理事長の江部康二先生は、『糖尿病のための「糖質オフ」ごちそうごはん』というレシピ本を発売されています。
この方は日本における糖質制限食のパイオニアとも言うべき先生です。当然、他の著者よりも糖質制限食のエキスパートとして信頼できます。
こうした理由から、私は父にこれを買ってあげようと考えています。父の日ですし、せめて病気のケアくらいはしてあげたいものですからね。
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