糖尿病患者の中には、チーズが血糖値を上げるかどうかについて悩んでいる方もいるようです。
たしかにチーズは比較的カロリーが高めなので、カロリー制限という観点からは好ましくないように見えるかもしれません。
しかし、血糖値を上げる主な原因は炭水化物にあるわけですから、重要なのはチーズの糖質の量です。そしてチーズの糖質量は、実のところとても少ないのです。
たとえば、日常的に購入しやすいプロセスチーズの糖質は、100gあたり1.3gしかありません。お菓子に使われることも多いクリームチーズでさえ、100gあたり2.3gです。
しかも普通にチーズを食べる場合は、一度に100gも食べたりしません。6Pチーズなどは1個20gなので、2~3個食べても糖質は1g未満です。
さらにGI値の観点からも、チーズは低GI値の食品なので、血糖値上昇は穏やかなものです。
(もっとも、糖尿病患者については、GI値は参考程度に考えてください。)
以上、糖質制限食の観点からするとチーズは食べて良い食品、むしろ好ましい食品だと言えます。
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