高齢者でも糖質制限をして大丈夫なのか、疑問に思っている方も多いようです。たしかに高齢者になると身体の色々な機能が弱ってくるので、心配になる気持ちもわかります。
この記事では、私なりの考えを紹介します。
腎臓が悪い人はダメ!
私自身はまだアラサーなので、サンプルにはなりませんが、私の父親は糖質制限食と運動療法で血糖値をうまくコントロールできています。とはいえ、まだ60歳代前半なので、それ以上の高齢者のサンプルとしては弱いかもしれません。
私の祖父も糖尿病なのですが、祖父は食事療法を嫌がって糖質制限を行っていません。そのため、サンプルにはなりません。
結局、高齢者の場合に経験から確たることは言えません。
しかし、少なくとも年齢が理由で腎臓が悪いような人は糖質制限食をやめるべきです。
なぜなら、糖質制限食はどうしても炭水化物の代替物としてタンパク質を多く食べることになるからです。タンパク質を多く食べると、普通の食生活よりも腎臓に負担がかかります。そのため、腎臓に問題があるなど、タンパク質を摂り過ぎると危険な人がやるべきではありません。
ネット上には、高齢者でも糖質制限食で血糖値を安定させている人の報告が散見されます。なので大丈夫だろうとは思います。しかし、70歳や80歳といった高齢者なのかどうかはわかりません。
それにどの程度の糖質制限を行っているのかがはっきりしないので、「80歳でもやってる人がいる」と断言するのはためらわれます。
やはり最後はご自分の判断になりそうです。
ただ、糖質制限食のリスクが有るとしたら、急激な制限によるものでしょうから、最初は「ゆるい糖質制限食」から入ったほうが負担は少ないと思います。
そして「ゆるい糖質制限食」で体調の変化や血糖値の推移をチェックしてみることです。
そうした過程を経てから、徐々に糖質量を減らすなり中止するなりすれば良いと思います。
残念ながら、私には70歳代以上の人について、この程度のことしか書けないです。
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