「運動強度」と「カルボーネン法」とは?

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糖尿病患者の血糖値管理に運動療法が効果的であることは何度か書いています。

簡単にいえば、運動によって細胞表面にグルット4(GLUT4)というブドウ糖を細胞内に取り込む仕組みが出てくるので、インスリンの作用や分泌量が少ない糖尿病患者でも血糖値を下げることができます。

このように血糖値管理に効果的な運動療法ですが、ではどれくらいの運動量が最も効果的なのでしょうか?

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運動量を運動強度で測る

これを測定するための指標として、「運動強度」という概念があります。

これは自分が行っている運動がどの程度の強さなのかを、本人の体力等に応じて判断するための指標です。

たとえば、プロのスポーツ選手と一般人では、同じ運動を行ってもそれぞれが感じる負荷はまったく異なりますね。スポーツ選手には軽い運動でも、一般人には限界に近い運動だということが起こりえます。

このとき、同じ運動でもスポーツ選手にとっては運動強度が低く、一般人には運動強度が高いと表現できるわけです。

運動強度を算出する方法

この運動強度は本人の自覚症状によって感覚的に測定することもできますが、一般的なのは最大心拍数を基準として算出するカルボーネン法という計算式です。

その人の身体レベルでは辛い運動ほど心拍数も高くなりますから、心拍数を中心に運動強度を測定するのは理にかなってますね。

さて、カルボーネン法では以下の計算式で運動強度を算出します。

・運動強度=(運動時の心拍数-安静時心拍数)÷(最大心拍数-安静時心拍数)

要するに、ここで算出されているのは、何もしていないときの心拍数を基準に、運動時心拍数が最大心拍数の何%に当たるのかという数値です。

たとえば、運動強度50%というと、安静時から最大心拍数までの半分が上乗せされるわけですね。

ちなみに、最大心拍数は測定が困難なので、普通は以下の計算式で概算します。

・最大心拍数=220-年齢

たとえば、40歳の人なら最大心拍数は180と概算されるわけです。

これがカルボーネン法による運動強度の測定方法です。

次回の記事では、糖尿病の運動療法のために最適な運動強度について説明します。

糖尿病の運動療法で効果的な運動強度とは?その測定法は?

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