糖質制限食を実践していると、無性に麺類が食べたくなることがあります。麺類は炭水化物の代表的なものなので、基本的にはNGです。
ところが低GI値の食品リストを眺めていると、うどんが意外にも低GI食品であることに気づきます。
それでは糖質制限を実践中の人がうどんを食べてもいいのでしょうか?
結論から言えば、うどんはNGです。
以前書きましたが、GI値は注意する必要のある指標です。GI値の多くは健常者を対象にして調査しているので、糖尿病患者にはあまりあてになりません。
また、GI値は糖質量50gあたりの血糖値上昇に関する指標なので、1食にどれだけ糖質が含まれているかとは全く関係がありません。低GI食品でも1食あたりの糖質量が多ければ、血糖値は容赦なく上がります。
(関連記事:GI値(グリセミック指数)と糖尿病患者にとっての注意点)
うどんはたしかに低GI食品ですが、1食あたりの糖質量はかなり多いので、糖尿病患者の血糖値を大きく上昇させてしまいます。
したがって、糖質制限食を実践している人はうどんを食べてはいけません。
どうしても麺類が食べたいのなら、1食あたり糖質1g以下の低糖質の麺が市販されているので、こちらの記事をご覧ください。
関連記事:糖尿病でも食べられる低糖質の麺類とは?