糖尿病患者のための不眠症対策まとめ

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(前回の記事:糖尿病と不眠症の関係:眠れないと血糖値に悪影響

糖尿病と不眠症に密接な関係があり、一報を治療することで他方にも良好な結果が出ます。

そこで今回は、糖尿病患者のための不眠症対策について考えていきます。基本は通常の不眠症対策ですが、糖尿病特有の事情も絡んできます。

糖質制限食で血糖値コントロールを良好にする

頻尿は血糖値を下げれば解消される症状なので、頻尿による不眠症には糖質制限食による食事療法が有効です。

なお、カロリー制限食による食事療法は患者への負担が大きく、ストレスも溜まりやすいことが知られているので、この点からも不眠症対策としては好ましくありません。

また、血糖値コントロール効果も糖質制限食の方が良いことがわかっています。

これらのことから、不眠症対策としても糖質制限食による血糖値管理が望ましいです。

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コーヒーを飲む時間に注意する

コーヒーは糖尿病のリスクを減らすことがわかっています。特にインスリンへの感受性を上げる作用が報告されています。そのためコーヒーを飲む習慣を持った人も多いですが、不眠症との関連では飲む時間帯に注意する必要があります。

カフェインの覚醒作用は睡眠の直接の障害になりますし、利尿作用は頻尿症状のある患者の睡眠を大きく阻害します。

少なくとも睡眠の4時間前からは、カフェインの摂取を控えるべきです。

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運動療法

誰もが知っていることですが、適度な運動は睡眠を促進します。特に日中運動するのが効果的です。ストレス解消にもなるので、不眠の原因を取り除くこともできます。

また、運動療法はインスリン抵抗性を改善し、血糖値コントロールを良好にするので一石二鳥です。

インスリン抵抗性が改善するのは運動した部位の筋肉だけなので、運動療法という観点からは全身運動が望ましいです。さらにブドウ糖を消費するという観点からは有酸素運動が良いです。

つまり、ジョギングやウォーキングなどがおすすめです。

起床後に日光を浴びる

これも基本的なことですが、起床後に日光に当たると体内時計をリセットしてくれます。これによって起床後14~16時間ほど経つと眠気が来るようになります。

また糖尿病とビタミンD不足に関係があるという研究成果も多く発表されているので、日光に当たって皮膚でビタミンDが生成されるようにすると、慢性的なビタミンD不足に良い影響を与えるかもしれません。

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