インスリン抵抗性を改善する方法の一つに、肥満解消が挙げられます。肥満はインスリン抵抗性を増大させる原因の一つなので、肥満解消することによってインスリン抵抗性を改善できるわけです。
ただし食事の量を減らすなどして脂肪を減少させるのは、インスリン抵抗性の改善という観点からはあまり効果的ではありません。
むしろ運動を行うことの方がより大きな改善効果が望めます。なぜならインスリン抵抗性の改善にとって重要なのは内臓脂肪の除去であり、そのためには運動こそが効果的だからです。
また、肥満解消以外にも重要なのが、筋肉を増やすことです。筋肉量が増大することによって、筋肉におけるインスリン抵抗性を改善できることがわかっています。これは肥満体型でない人にも改善効果があるという意味で重要です。
このように、インスリン抵抗性の改善に効果的なのは日々の運動です。それも全身の筋肉を用いた有酸素運動が特に効果的だと言われています。
毎日の生活に運動を取り入れることの重要性は、こんなところからも伺えますね。
▼関連記事
・インスリン抵抗性とは?
・糖尿病運動療法の効果とは?