先日糖尿病に関連して驚くべきニュースが報じられていました。
なんと、糖尿病の予防策として「坐位時間を短くして動きまわる生活をさせる」ことが有効である可能性が出てきたそうです。
これはつまり、週に数回の定期的な運動をするよりも、普段の生活の中で意識的に座っている時間を減らすことのほうが、糖尿病のリスクを減らすかもしれないということです。
定期的に運動するのが辛くて続かないという人は多いと思います。まして「糖尿病予防」という成果が目に見えないもののために、わざわざ定期的に運動出来る人はごく僅かでしょう。
それを考えると、できるだけ座っている時間を減らすような生活習慣をつけるだけで運動するよりも予防になるというのは朗報なのではないでしょうか。
ただし、今回のニュースはあくまでも「2型糖尿病の危険因子を有する者」に対して「有効である可能性が示された」という限定的なものです。今後の研究によって、また変わってくる可能性もあるかと思います。このあたりは続報を待ちたいところです。
とはいえ、家族に糖尿病患者がいる人にとっては、運動よりも気軽にできる予防策として参考になるかと思います。